2025/5/9

2025 年東京インビテーショナル

毎年5月、台湾の全国大会は母の日や APBF と重なるため、東京インビテーショナルとの日程がいつもバッティング。過去にはどう頑張っても参加できませんでした。でも、プロ選手としての活動に専念し、アジア大会の縛りも解けた今年、ついに初めて渋谷ブリッジセンターの扉をくぐることができました!

このあたりはデパートとグルメ天国、レストランの数が多すぎて選ぶのも一苦労。それに比べて四ツ谷はまるでグルメ砂漠😝。ボスたちのために快適な屋内移動ルートを設計するには、事前にロケハンが必須でしたね…🥲


🪶 チーム紹介:「文理素養」初お目見え

今回の大会は全 16 チーム、うち韓国チームは3つ、残りはすべて日本チーム。予選は2日間で 15 ラウンドの総当たり形式、1セッション4ラウンド。セッションごとに個人の座席カードが配られ、4ラウンドがすべて終了するまではチームメイトとボードを話せず、そのあと一括でハンドレコードと成績が渡されるスタイルです。

渋谷ブリッジセンター內の大部屋。他にも小さい部屋があります

「文理素養」ってどういう意味?とよく聞かれましたが、これは私たち 4 人の名前──Moon、Lee、So、Yang──の語呂合わせです。でも、それだけではありません。実はこの名前、「文理素養」は中國語・日本語・韓國語それぞれで、文系と理系のバランスを連想させる響きを持っています。分析力と教養をあわせ持つようなイメージ──チームの雰囲気にもぴったりでした✨


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🚶‍♀️Day 1:静かに始まり、しっかり前進

午前の4ラウンドは2勝1分1敗で 39.89 VPs、平均的な滑り出し。ただ、相手は下位チームだったので、正直あまり安心はできず… 午後は1勝3敗で、合計 78.84 VPs、暫定9位という結果に。

成績だけ見れば普通に見えるかもしれませんが、どの敗戦でも6VPs 以上は取れていて、完敗が一つもなかったのは収穫。心配していた「最下位フィニッシュ」は避けられました。とはいえ、まだ上位5チームとは対戦しておらず、9位という順位は見た目以上に危うい感じでした🥲。でも、3つの韓国チームの中では現在1位──ボスたちもそれでちょっと安心してくれた…はず?🤣



🎴印象的なボード — 居眠り中の 2♠ が一転!

その日の最後のボード、East の 2♠ は見た目は地味。私は正直、ウトウトしてたんです…でも、♥️Q が勝った瞬間、一気に目が覚めました!

パートナーが ♥️A から♥️5 をアンダーリード!驚きすぎて一瞬で眠気吹き飛びました😳。

この♥️Qが通ったことで、こちらは ♣KQ+♦️A / ♠K+♦️A / ♣KQ+♠K などのパターンを期待しつつ、ベストな戻しは当然 ♣。あのリードに応えずしてどうする、というやつです。

その結果、NS は ♠AK+♥️AQ+ K + ♣ ラフ で計6トリックを獲得。
2♠= が 2♠-1 に変わり、我がチームに貴重な6IMPs!
このボードを落とさせたのは8卓中うちの1卓だけでした!




🃏コウキのブリッジ小教室2x はタダで渡すな 編

1 1♥️ 2♥️

このシーケンスでは、相手は通常 8 枚以上のフィットを持っています。こちらが 42xx / 41xx / 3154 / 3145 / 2245 / 2254 / ♥️ ボイドといった形を持っている場合、Dbl や 2N で積極的に競り合うべき。必要な点数はバルと形により異なります。有利なら 8+ HCPs で OK、対等なら 10+ HCPs、不利なら慎重に。

相手に簡単にフィットのある2xを取らせてはダメです!



🌸エピソード:マッサージの奇襲

Yang「マッサージ好きですか?😄」 Qrious「もちろん!誰だって好きでしょ?🤔 Yang「部屋で受けられるマッサージ、あなたの分も予約しましたよ」 Qrious「😱😱😱(あご外れる)ありがたき幸せ!🥰💖

あまりに気持ちよくて、夜はすぐに寝落ち。初日から日記がストップしました🤣




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🔥Day 2:強豪撃破で堂々 8 強入り!

2日目は予選ラウンドの最終7試合。15 ラウンド終了時点で、上位8チームが 24 ボードのノックアウトに進出、それ以外は 16:00 に解散。

この日は強豪チームが勢揃い、さらに Kelvin 率いるもう 1 チームの韓国勢とも対戦予定。正直、「平均をキープして8強に滑り込む」なんて期待せず、とにかく大敗だけは避けたいと祈る気持ち🤣。

ところが午前は3勝1敗!2位の日本シニアチームには小敗したものの、3位のミックスチームには 16 VPs を獲得──これは1月の朝日新聞杯のリベンジ達成 😜。さらに中位2チームとの試合はどちらも快勝、中でも1試合は流れを左右するような展開となり、19 VPs を獲得。合計 135 VPs に達し、一気に5位に浮上!



午後の試合が終わって結果待ちの間、ボスから「どうだった?」と連絡。1勝2敗で、午前ほどではないけど悪くもない。結果を確認して、私はこう伝えました──いわゆる「悪い知らせ」です:「どうやら午後のお茶タイムはなさそうです😉」




予選全体では7勝1分7敗、合計 160 VPs で7位に滑り込み!平均より 10 VPs 上で、私の予想を大きく上回る結果でした。驚くべきは、1試合たりとも大敗がなかったこと。毎ラウンド最低でも5〜6VPs は確保という安定感!



まさかの8強入りで、当然のように1位通過の日本オープン代表チームと対戦することに。前半戦は7IMPs 差で踏ん張ったけど、後半はボロ負け 🫠。

それでも8強入りは、こちらの予想をはるかに超える成果でした。ボスたちはまったく気にする様子なし。むしろ第8ボードで「そろそろ晩ご飯行ける?」と聞いてきました🤣。



幸い私は 16:30 と 19:30 の2つの時間帯でレストランを予約していて、見事後者が役立ちました。とはいえ、誰も8強進出を予想していなかったようで、ある人は 20:00 にマッサージの予約をしていて、みんなが祝賀ディナーに行く中、空腹のままホテルへ戻る羽目に…🥲。


マキコさんおすすめの「権八居酒屋」は最高でした。みんなお腹も心も満たされて大満足!




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💤 Day 3:コンソレーションは電池切れ?

最終日のコンソレーションには8チームがフライトAに進出。午前中は何とか3位をキープしていたけど、だんだん集中力も体力も限界に…午後はまさかの連続1VP。心配していた「大敗」がついにやってきました😂。どうやら彼女たちのスタミナは2日が限界だったようです😅。


🎴印象的なボード — 負け契約でまさかの勝利!

コンソレーションの成績自体は特筆すべきものではありませんでしたが、いちばん印象に残るボードは最後に集中していました。


North で 15–17 の 1N をオープンし、すぐに 3N までビッドが進みました。ダミーが開かれた瞬間、私は心の中で靜かにため息「Puppet、入ってるのに……」。4♥️ なら ♠A や ♥️K がオンサイドなら問題なさそう。でも 3N はどう見ても厳しい展開。

予想どおり、リードは ♠Q–7–5–K。まさかここで ♣A を叩いて降参するわけにはいかない。♥️K がオンサイドで、♦️Qx が落ちてくれるなら 3N もいけるかも?ということで、♦️A をキャッシュして ♥️K をフィネス。成功!しかも East は ♥️ シングルトン!5 巡 ♥️ を回すと、East は ♣ を 4 枚、West は ♠ を 1 枚ディスカード。

あはは🤔💡😎 どうやらショータイムだ😏
あとはシナリオ通り。4人の手は、すでにオープンブック📖



♠ を打って East に全部抜かせる間に、こちらは♣ をきれいに捨てきった。


最後は East が ♦️ を戻すしかなく、私は 9 トリック目を奪取して 3N 成立!😎

もちろん、完璧なディフェンスをされていたらアウト。West が ♠ を全部キープして ♣A を抜き、再び ♠ を戻せば 5 トリックで沈みます。あるいは、たとえ West が ♠ を1枚捨ててしまっても、East が小さい ♠ で ♠9 に通し、♣A を抜いてから West が ♦ に戻せば、やはり逃げ場はありません。

面白いのは、一見ベストに見えた 4♥️ が ♣ の悪配で沈んでしまう点。East が消極的に ♣ をリードし、2巡 ♠ 後に ♣K を戻せば、2トリック確保で簡単に沈ませられます。

悪い契約を選んだはずだったが、そこに細い勝ち筋が現れ、-12 IMPs が +12 IMPs に。まさに「負け契約からの奇跡の大逆転」💩💩💩🙃🙃🙃!


🃏コウキのブリッジ小教室:Puppet Stayman 編

最近の潮流では、5M332 や 5M4m22 の分かれでも 1N をオープンすることが多く、1N の後 5 枚メジャーを確認するのは重要な技術になってきています。

1N–3♣ = Puppet Stayman 1N–3♣–3♦️ = 5M なし 1N–3♣–3M = 5M あり 1N–3♣–3♦️–3♥️ = 4 枚 ♠ 1N–3♣–3♦️–3♠ = 4 枚 ♥️

  • レスポンダーが 3–4 / 4–3 のメジャーを持つときは最も効果的で、まず 5–3 フィットを確認し、なければ 4–4 を探しにいけます。
  • でも実は、2–3 / 3–2 / 3–3 の場合も Puppet は使う価値あり。特にダブルトンがオナーカードでなければ、5–3 の 4M を狙う方が期待値は高いのです。
  • さらに 4–2 / 2–4(さらには 4–1 / 1–4 / 3–1 / 1–3)も同様。短いサイドスーツのラフでトリックが増える可能性があります。
  • ただし、4333 の時はそのまま 1N–3N で良し。


🌸エピソード:朝の気配察知能力

前日の朝、ホテルの朝食ビュッフェを食べ終えた頃、なぜか妙な予感がしました🤔。 スマホはいつも「おやすみモード」にしてあるのに、なぜか 7:30 の朝食招集を察知🤯。 すぐに 8 時前から開いてる西洋系のベーカリーを発見 🥐☕。ボスとの好みにピッタリ🎯。

「一緒に行きませんか?😄」 「もちろん。10 分だけちょうだい」 ──というか、私がいなきゃ道に迷うでしょ🤣。

その後、ボスが「ちょっと散歩したい」と言い出し、道向かいのドンキで 1 時間のお買い物タイム 🛍️。気付けば 2 時間の朝デート 💑、9:30 にホテルに戻り、10:30 に試合開始。こんなに早起きして付き合ってくれるパートナーは、どこで見つかるんでしょうね 😎


🎴印象的なボード — 会場を沸かせた 6♣!

このボード、Yang さんのビッドが神がかっていました。速く、的確、そして潔い!

North                 South 1N                      2♠(レンジ確認 or ♣) 2N(ミニマム)   3♥️(♥️ ショート) 3N                      4♣ 5♣                      6♣

私は 4♣ に対してキュービッドしたくても、どのスーツも見せる価値がないほどのバッドシェイプで、泣く泣く 5♣。パートナーは一瞬の迷いもなく 6♣!

しかも East が ♣J と ♣T を落としてくれて、思わず「プロと組んでるのか?」と思ったほど🤣。予想通り、6♣ をビッド&メイクしたのは全体で私たちだけ!これは技ありの 1 枚でした!


🃏コウキのブリッジ小教室:ボスの黒歴史(検閲済)

ボス専用のフィードバックノートの一ページ😘(モザイク入り)

🌸エピソード:祝勝会ディナーとボスの伏線回収

夜は六本木へ移動。ここはボスが 1 ヶ月前から予約していた高級天ぷら店。しかも事前に 10 万円の予約金を払っていたという本気っぷり。どうやら、最初から「祝う準備」はできていたようです 🤪。

最終結果としては入賞には届かなかったけど、予想外の 8 強入りに全員大満足。 次回もまたチームを組んで、美味しいご飯とブリッジの旅を楽しめたらいいな 🥳



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🌸エピソード:夢のポケモンカフェ!

普段は空港とホテルの往復だけの遠征が多い私ですが、今回は自慢してもいいですよね? なんと…なんと…なんと!ポケモンカフェの予約が取れました!!

しかも大会 3 日目の夜 20:35、試合にも全く支障なし! 可愛すぎて癒し MAX 🥰🥰🥰🥰🥰🥰🥰🥰🥰🥰



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